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ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上)  新潮文庫カルタゴとのポエニ戦役。「カラス」の発明。海上戦での苦闘。
第一次ポエニ戦役(紀元前264年から前241年)とその後の前219年までについて書かれている。ローマとカルタゴの争いである。



海上ではとてもカルタゴにかなわないと考えたローマは、「カラス」という新兵器を船上に設置した。「カラス」とは一種の桟橋で、敵船に接近するや、帆柱から解かれた「カラス」が敵船の甲板に落下して突き刺さり、これを通ってローマ兵が敵船になだれこむものである。



カルタゴ政府は捕虜になっていた前執政官のレグルスを講和の使節とした。その際カルタゴはシチリアの全面放棄を講和の条件としたが、レグルスは講和を結ばないように説得したという。その後カルタゴに戻ったレグルスは、丸い籠の中に押し込められ、それを象たちがフットボールをするやり方で殺された。



「共和制ローマでは、軍の総司令官でもある執政官に対し、いったん任務を与えて送り出した後は、元老院でさえ何一つ指令を与えないし、作戦上の口出しもしないのが決まりだった」という。



「ローマ人の面白いところは、何でも自分たちでやろうとしなかったところであり、どの分野でも自分たちがナンバー・ワンでなければならないとは考えないところであった。」




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