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深田流の百名山2008年のほぼ一年を通じて、朝日新聞出版から「朝日ビジュアルシリーズ・最新版日本百名山」が発売されていました。これは、本文庫の文字通りビジュアル版で、深田久弥氏が選んだそれぞれの山々の現在の姿を大判週刊誌に掲載しようとする企画もので、なかなか感動的なものでした。
深田久弥氏の「日本百名山」のオリジナルは昭和39年(1964年)刊行という事ですから、今から約45年前のことです。この文庫本を読み終わって、あらためてこのカラー版のビジュアル本を見返しています。
深田氏が単独であるいは友人等と登頂された山々の中には、福島県の燧岳(ひうちがたけ)、群馬県の武尊山(ほたかやま)、長野県の雨飾山(あまかざりやま)のように、当時はほとんど知られていない山々もあります。しかし、この「日本百名山」で紹介されたからかどうかはわかりませんが「ビジュアル・シリーズ」の記事を見る限り、これらの山々も人気のある山になっているようです。登山用の山荘とか民宿等々も出来ていたりしていますね。
深田氏が歩かれた当時と2008年~09年の現在の山々の状況を見比べるのは、なかなか興味深いものがあります。
45年前は、あの尾瀬沼辺りもそれほど登山者が訪れることは少なかったようですね。昨今の初夏の尾瀬の混雑状況を見ると隔世の感があります。
深田氏の文章は日本の神話からの引用も多く、神々が宿る日本の山々という雰囲気で筆を進めているのですね。
本書は、深田氏の個性的な文章と氏の登山観等も披瀝されており、これからも日本に「登山」「山登...
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